闇のパープル・アイ全7巻(文庫版) 小学館 篠原千絵
2007.10.20 Sat

内容は、豹に変身人間と変身人間説を事実と共に世間へ公表しようと
もくろむ狂気じみた女科学者との戦いって感じでしょうかね。
その中には、様々な人間ドラマも入り混じってくるわけですが、
主人公が二世代に渡るあたりも読み応えありです。
一番最初のヒロイン・尾崎倫子は自分の瞳が夜になると
紫に見えるのを知っていたがそれまでは何事もなく
平穏な日々を過ごしていた。 だが15歳のある朝に怪我をした自分の血を
無意識に舐めて 血が「美味」と自覚して愕然とする。
腕に変わった柄の痣が生まれつきある事を生物教師の
曽根原薫子に目撃された後から倫子の人生が変わった。
幼馴染で恋人未満(この時点では)の水島慎也と敵対する
不良グループに襲われた時に逆上して初めて豹に変身し、
自分を襲った不良達を全員食い殺してしまった倫子は
気づいたら自室のベッドに倒れこんでいた。
自分の身に何が起こったか自覚できない倫子であったが
血の臭いが自分についていることに気づいて混乱する。
その後、生物教師の曽根原に変身人間だという事がバレ、
生体実験のために倫子は曽根原につけねらわれる事になった。
曽根原は倫子を得るためには、殺人も平気で行なう狂気の科学者。
幼馴染の慎也にも自分が変身人間だとバレるが、
慎也は変身人間の倫子を受け入れてくれた。
それから2人の逃亡生活が始まり、倫子と同族だという男性にも出会い・・・
と・・・まあ、こんな感じの話です。
狂気の科学者・曽根原の非人間的な思考や行動に翻弄されながら
倫子と慎也の間には深い愛が生まれ、それが全篇に渡って描かれています。
全体を通してみれば恋愛漫画ですが、面白かったです。
読んだ事がない方は、是非どうぞ。

